クライマーズ・ハイ
1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る。編集部で全権デスクに任命された悠木和雅(堤真一)は記者として扱う一大ニュースに対する興奮を禁じえないが、中央紙とのスクープ合戦や組織や家族との衝突を経て、命の重さに対しわき上がる使命感を覚える。

友人がどうしても見たいというので、お付き合いで鑑賞しました。
2時間半の長編映画ですが、原田監督は結局何を描きたかったのか、結局よくわかりませんでした。
クライマーズ・ハイ? 日航機墜落事件? 主人公悠木と息子の関係?
堤の演技も迫真で、それなりに見ごたえはあるのですが、メインテーマが何だったのかは不明です。

原作を読んでいるらしい観客が、映画館を出るとき、原作ではうんぬんと語っていました。

山崎努のエロジジイは好演だったのと、野波麻帆さんという女優をはじめて知ったのは収穫かな。

コメント

nophoto
MAYU
2008年7月24日1:07

映画館のCMなどで見て何の話だろう?と気にはなってましたけど。
テーマが分かりにくかったですかー。
大事故を扱う記者としての興奮と葛藤と使命感を描く〜
とも思いましたが、そうでもなさそうな?

ふと大炎上するバスの側にたまたま居合わせた記者が
思わず写真を撮り、それが翌日大スクープとして報道。
しかしそのバスに自分の妹が乗っていたのを知り
ショックを受け記者を辞めてしまう・・・という話を思い出しました。
記者という仕事に色々考えた話でしたけど
そういうたぐいの映画でもなさそうで・・・。

実際に現場で救助活動にあたってた地元消防団の方が
ずっと誰にも語れなかったけど(現場の悲惨な状況など)
やはり伝えていかなければ・・・といった事を
映画関連の番組の中で話されてたのをチラと見ましたが
何か伝わるものはあったのでしょうか・・・。

しかしシリアスな映画にエロジジイ好演とは!?
野波さんは知ってますが何の役だったのかな。

nophoto
管理人
2008年7月24日8:47

映画の中で、救助に向かった自衛官が、片腕を吹き飛ばされて死んだ少女を抱きかかえて、呆然と立ち尽くすシーンがあります。その自衛官は空ろな目で、少女の片腕の行方を追うのですが・・・
このシーンはちょっと泣けました。
後はあまり墜落事故の悲惨なシーンの挿入はありませんでした。

メインは新聞社内の人間関係、葛藤を中心とした映画のようでした。
原作者は地方紙の警察回りをやっていた記者だったので、原作は読んでいませんが、たぶんそういう話なのでしょう。

原田監督は日航機の墜落事故の周辺、メディアの関わりを描きつつも、人間の葛藤を描こうとしたけど、あれもこれもエピソードを盛り込みすぎたのじゃないかな。

高島兄なんて、最初に少し登場して、突然くも膜下で植物人間状態なので、なぜ彼の存在がこの映画に必要だったか疑問が残ります。
堤の山岳の仲間という設定ですが、その説明だけならいらない感じがしました。

山崎は新聞社ワンマンオーナー役で、車椅子生活をしていて、野波はその秘書で、山崎にケツ触られて、セクハラで会社を辞めた役でした。山崎のワンマンぶりを強調するためのシーンだと思います。

nophoto
MAYU
2008年7月25日1:25

あれこれ盛り込まずにもっとシンプルで良かったかもですね。
見終わった後はモヤモヤでしたか?
どういうクライマックスに持っていくのか気になる所です。
堤さんの熱演も見てみたいですけど
時間が長いのでDVDかTV待ちでしょうか。

日航機墜落は本当に悲惨な事故でした。
ボイスレコーダーの記録や生存者の証言。
事故原因や亡くなった方の遺書・・・。
色々調べてみた事ありますけど、読んでて恐ろしくなりました。
この便には一人で搭乗した男の子がいたんですよね。
ドラマで随分前に放送してましたっけ・・・。

nophoto
管理人
2008年7月28日14:21

墜落原因については事故調査委員会で報告された公式見解を疑問視する声もあり、エンドロールでもそのようなことをテロップで流していました。
再発防止のためにも、事故原因の解明は必要ではないかと思います。

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