1951年3月ニューヨークのシンシン刑務所で男女の殺人犯の死刑執行が行われようとしていた。その場に立ち会う一人の刑事、エルマー・ロビンソン(ジョン・トラボルタ)の姿があった。
エルマーは何の前触れもなく妻が頭部に銃弾を撃ち込み自殺して以来、一人息子との関係もギクシャクし、事件の捜査の一線から身を引いていたのだった。
ある日自殺した若い女性の死体に立ち会ったことから、事件の背景に何あると感じたエルマーは捜査の現場に復帰することになる。遺書が見つかり、恋人が妹とセックスしているのを目撃しての自殺と判明する。しかも彼女は妊娠していたのだ。
レイモンド・フェルナンデス(ジャレッド・レト)は新聞の恋人募集欄、ロンリーハートクラブを見てはせっせと手紙を送り、文通後女性から小銭を巻き上げる結婚詐欺師だった。ある日いつものように花を持って出会った、マーサ・ベック(サルマ・ハエック)が金を持っていないことに気づき、ホテルを後にする。次のターゲットの夫を亡くした葬式でカモを見つけようとするが、しくじったところをマーサに救われたことから、二人組み(兄と妹)の設定で、結婚詐欺を繰り返すのだが、マーサの嫉妬心から相手を次々と殺していくのだった。
エルマーは相棒のチャールズ・ヒルダーブランド刑事(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と事件究明の追跡を始めるのだった。

アメリカで1940年後半に実際に起きたロンリーハート事件の映画化です。しかも監督のロビンソンはエルマーの実際の孫で、生前のエルマーを実際に知っている訳です。
今でもアメリカの新聞の週末版には出会い求める男女の欄があるのですが、さすがに日本の新聞で見たことないな。当時は第二次世界大戦が終わり、恋人や夫を戦争で亡くした女性がロンリーハートにパートナー募集を多く出していた時代背景があります。
最近日本でも出会い系で知り合って殺される若い女性が後を絶ちませんが、60年も前にアメリカで同じような事件があったとは驚きです。
エンディングで事件を解決し、妻の自殺という呪縛から解き放たれたエルマーが刑事をやめて恋人と息子と3人で再出発するラストシーンは納得できました。

コメント

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MAYU
2008年5月19日1:02

実話という事で、ちょっと事件についてネット検索。
不幸な少年時代、英国でのスパイ活動、頭部の怪我から性格が豹変・・・など興味深い話が色々ありました。
この二人が出会わなければ、ここまで凶悪な犯罪にはなってなかったのかな?
にしても、実際のマーサは横綱級だったんですねー。
映画では綺麗な人のようですけど。

事件を担当した方のお孫さんが監督なんですか。
実際に話を聞いた事あるのでしょうか。
ようするに映画全てが実話なんですよね?
これは見てみたいかな。

nophoto
管理人
2008年5月19日17:18

まあ、実物のマーサの写真見たんですね。
管理人も見たとき、えって感じでした。
かなり美化して作ってますよね。
だって、映画だもの・・・(笑)

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zebra
2011年12月3日0:10

この事件を起こしたレイ&マーサは身勝手でした。

ふたりの歪んだロマンスのために殺された被害者たちは たまったものではない。

これ以上のコメントは思いつくまい・・・このふたりはゴミのような人間である。

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