守護神

アメリカの沿岸警備隊を舞台に、カリスマ的な実績を誇った元レスキュー・スイマーと、若き訓練生の関係をドラマチックに描く。救助作業中に仲間を亡くしたことで現役を退き、育成学校の教官となったベン（ケビン・コスナー）が、新入生で元高校の水泳チャンピオン、ジェイク（アシュトン・カッチャー）に才能を見出していく。過酷な訓練の末、一人前のレスキュー・スイマーとなるジェイクだが、現場では思いもよらぬ試練が待っていた。

ケビンはしばらくパッとしなかったが、この映画では人間味のある役柄を好演している。バタフライ・エフェクトでも繊細な青年を演じたアシュトンは今回も過去の屈折に苦しむ青年をうまく演じている。
しかし、エンディングの涙を誘うシーンはお約束としてもその後のオチは必要だったのかなぁ。ジェイクが訓練生時代の彼女にプロポーズするのはトップ・ガンみたいだし、まして死んだはずのベンが今も海を彷徨ってレスキューしているエピソードは要らないんじゃないかなぁ。
でも総合点では見る価値はあると思いました。