パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

ジャック・スパロウ（ジョニー・デップ）はデッドマンズ・チェストを捜し求めていた。実は彼は彷徨えるオランダ人（幽霊船）の船長デイヴィ・ジョーンズ（ビル・ナイ）と契約を交わしており、その契約でブラック・パール号を海底から引き上げて貰っていたのだ。13年の契約が満了すると幽霊船の乗組員として100年働かなければならなかった。デッドマンズ・チェストにはデイヴィ・ジョーンズの心臓が入っており、彼を殺すにはこの心臓を止めるしかないのだ。
一方ウイル・タナー（オーランド・ブルーム）とエリザベス・スワン（キーラ・ナイトレイ）は結婚前夜にウイルが以前ジャックを逃亡させた罪でベケット卿に捕らわれてしまったのだ。ベケット卿もジャックと同様デッドマンズ・チェストを探すため、ジャックの欲しいものの位置を示すコンパスを求めて、ウイルに探索を命じた。
不思議なヴードゥ教を操るジャックの昔の恋人ティア・ダルマも登場し、物語は複雑な展開をしていく。そして最後に意外な人物が登場し、パート3へと物語りは続く。

2時間25分がそれほど長く感じられませんでした。この夏最大のヒット映画だし、大人も子供も楽しめる映画のコンセプトは達成している。
ディズニーのアトラクションを忠実に再現しているシーンもあり、ディズニーファンにはあちこちトリビアがあるのも楽しめるかも。
終わり方が中途半端との批判もあるが、もともと2，3を同時撮影しているし、映画会社もそれを公表しているのだから、それは仕方がないと思う。あの終わり方で十分次への期待が持てました。3があるということはジャックは死んでいない訳だし。(笑)

これまでに全米映画の記録を塗り替えているのも事実だし、娯楽作品としてはかなりの出来だと思ってます。

パート3の舞台はシンガポールで、その複線もパート1、パート2にしっかりあります。
また、3にはチョウ・ユンファやローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズが海賊役として出演している。ジャックの演技がキースをイメージしているのは有名な話だが、それをネタにするからハリウッドは凄いね。

エンドクレジットの途中で席を立つ人は多いが、最後に牢屋のカギを咥えた犬のボーナスシーンがあるので、お見逃しなく〜。