ボーダー理論は石橋プロがかなり前にガイド誌上で提唱したものです。彼の功績は大きいとは思いますが、最近攻略会社に関与しているのが残念です。TVチャンの第1回パチプロ王にガイド現編集長の大崎さんと出ていた頃が懐かしいですが。

さて、ボーダー理論の話をする前にその前提を少し説明します。

ボーダー理論の元になっているのは、大当り確率の分母の逆数分回したら、1回大当りが引けるという考え方です。ちょっと考えれば分かりますが、確率分母の逆数回転させても必ず大当りする訳ではありません。1/200の大当り確率の機械はデジタル1回転毎に1/200の抽選を行っているからです。だから1000ハマリとかある訳です。実際に確率分母の逆数分回した時に大当りを引ける確率は約6割ほどになります。

それでは実際にボーダーを計算してみましょう。話を簡単にするために以下の条件で計算してます。

等価(4円)1回交換、大当り確率1/200のデジパチ、期待出玉2500発

期待出玉は換金すると10000円ですね。つまり10000円で200回デジタルを回せれば良いことになります。200/10000=20/1kとなります。つまり1kで20回回せればチャラということです。これをボーダーラインと呼びます。ですから20回以上回る台で打てれば、この理論では打ち手は勝つことができるという話です。

ただ、最初に書いたような前提があるので、ボーダー理論は万能ではありません。石橋プロは打ち手の側からの目安を分かりやすく示した点で偉大だと思います。

ホール側は1分当たりのスタート(デジタル回転)回数を目安に釘調整をします。ホールコンピューターでは台毎のスタート回数が把握できるようになっていますが、打ち手にはこれは分からないので、1k当たりの回転数で示した訳です。

そのホールの営業形態、無制限、確変無制限、LN制、1回交換、換金率によってボーダー計算は違ってきます。持ち玉比率の考え方、稼働時間によっても変わってきます。詳しく知りたい方はボーダー計算のサイトなど参考にして下さい。

専業でなければ自分でボーダー計算できなくともガイド誌などの値で十分でしょう。
気を付けなくてはいけないのは、あの数値は12時間稼動で算出していることです。自分の稼働時間が10時から18時の8時間稼動なら2回転ほどあの値に上乗せが必要です。またアタッカーの出玉を削られている場合も上乗せが必要です。2100発出るならあの数値ですが、2000発なら1回転、1900発なら2回転ほど上乗せして下さい。

それではどのくらいボーダーを上回れば、打てばいいかは人それぞれだと思いますが、Heatkidsの場合は+8回転を目標にしています。少ない現金投資で持ち玉になった時は+5回転でも打ち切りますが。この辺はプロでも考え方に若干差のあるところです。確変中の玉増え込みで考える方もいれば、その分はみないプロもいます。理由として確変中のハマリは予測できないためです。

自分なりのボーダースタンスを持つように心がけましょう。そして自分で決めたルールを守ることが一番重要です。

ではでは


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